映画“Avengers”を見る下準備としてこの作品を見た。
ネタバレがあるので折りたたみで
まず最初の感想だが薄い、全てにおいて薄い。
今まで映画について深く見ていなかったこともあるが今まで見た中で一番薄い。
まず敵キャラだがメディアが大好きな謎技術ナチスである。
最近ではナチスが月から攻めてくるという“アイアンスカイ”が記憶に新しい。
ゲームでは確かWolfensteinもそんな感じだった気がする。
ヒーロー映画だからといってこんな根拠のない力を全編で展開するのは
違和感を感じた。更に敵ボスの意図の先にあるものが全く描かれていない。
世界征服をしたから?それが何に繋がるというのだろうか。
ただ支配欲が強いだけというのならそれを表す描写が必要だった。
このビジュアルはギャグだと思った。
さらに主人公の人格であるが博士の言う“善人はより善人に”が本当だったとしたら
彼は人を殺したことについて苦悩し悩むべきだった。
それを平気な顔で敵のグレネードを引き抜いてドヤ顔するとくれば
キャラ崩壊と言われてもおかしくない。
ちなみにこの筋肉は本物で血清を打つ前のひ弱な肉体はCGだそうな。
最後の不満ですがエンディング後のAvengersだと促される描写は
大変衝撃的でしたが映画の宣伝はやめていただきたい。
さんざん文句を言ったが良いところを上げていこう。
キャストのキャラが実にいい味を出している。
ヘイリー・アトウェル演じるペギー・カーター伍長は凛々しく
清々しいほど美人。美人とはこういうもんだと勝手に思ってしまった。
またMen In BlackのエージェントK役のトミー・リー・ジョーンズ演じる
大佐は見事なものだった。最初は「Kさんwなにやってんすかw」と思ったが
案外ハマり役だった。MIB3から急激に老けたと思うのは自分だけだろうか…
とまあいいところはこんな感じ。主人公の個性が~と言ってしまうと
原作に失礼だから言わないが楽しめたかと言えば楽しめた。
どんな駄作と言われる作品でも自分が楽しめたらそれでいいのだから。
ただもう少し丁寧に作ってもいいと思う。
なんにせよ続編もあるみたいだしそこで全てが明かされるのかもしれない(適当)
ではまた~