『DEATH STRANDING』のプレイを開始して3時間ほど経つころ自分の中で「この作品は語るに値するものだ」という確信が湧いてきた。例えばそれは初めてのBTとの接触の場面で感じられた。 死の不連続性 この文章の意味 「歩いていい」という赦しの感覚 世界の一…
現代のビジュアルノベルは、どの作品もそれぞれの意味でアンチビジュアルノベルと言う事ができる。長時間プレイを求められない、美少女とデートしない、ミニゲームによる操作可能性がある、など何かしら仮想敵を作ってアンチビジュアルノベルと言う概念は成…
失敗や挫折は数あれど、その中で意味のあるものは稀だ。失敗に意味が伴ってほしいという思いは、もはや祈りにも似た切実な響きを持つ。 意味のある失敗や挫折というのは「できない」という事実を受け止めながら、それでも挑戦を続けた先に、自分の限界を見る…
『The Cosmic Wheel Sisterhood』は占いを通じて選択を繰り返し、その選択の影響を楽しむ占いADVだ。この記事では既に多く語られている今作の美点ではなく、構造上の問題点に焦点を当てて語っていきたい。ネタバレが含まれるので未プレイの方はまず自分でプ…
ウケるリザルト画面 最近リリースされた『Counter-Strike 2』をプレイしている。ここはすごい場所だ。英語や中国語、そしてロシア語で罵声が飛び交い、不毛なナショナリズムが渦巻き、そしてバカとガキと、エイムの追い付いていない知識だけはある老人が息巻…
ダンガンロンパシリーズのネタバレが含まれます。 私はここ3か月ほどで『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-』そして『ニューダンガンロンパV3 みんなのコ…
分かりにくいパロディ ここ3か月ほどで『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-』そして『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』を駆け抜けまし…
『SLUDGE LIFE』は島を自由に探索するオープンワールド形式のアクションゲーム。 キミは新進気鋭のストリートアーティスト「GHOST」となって、仲間の「MOSCA」と一緒に街のいたるところにグラフィティを残していくことに。自分の地位と名声を示すためにヘド…
『沙耶の唄』は2003年発売の、美少女ゲーム、ADV、アダルトゲーム。 『CROSS†CHANNEL』に続いて『沙耶の唄』をプレイ。偶然にも両作品ともに2003年発売の作品。Windows11でも正常に遊べました。
『CROSS†CHANNEL』は2003年発売の、美少女ゲーム、ADV、アダルトゲーム。 2018年に『ドキドキ文芸部』に触れたことでビジュアルノベルへの抵抗が薄れ、『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』や『q.u.q.』、『パラノマサイト FILE23 本所七不思…
『Kentucky Route Zero』は配達員のコンウェイとなってゼロ号線を目指すアドベンチャーゲームだ。自分にとってこの作品は『Immortality』ぶりに食らった作品だった。『Immortality』が映像と他者のまなざしを通じて自己を確立する外向きの作品だとしたら、『…
3時間以内にクリアできるような小粒なインディーゲームの紹介&簡単な感想を書いていこうと思います。基本的におすすめの作品しか書いていません。 ラインナップは ・『Iron Lung』 ・『Milk outside a bag of milk outside a bag of milk』 ・『Momotype』 …
『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』では牛乳を買いに「外」に出て行った彼女ですが、続編である『Milk outside a bag of milk outside a bag of milk』では自宅という「内」に帰る。
※ネタバレが含まれます 『Sommerville』をクリアして自分にはゲームを全体として評価する能力がない、ということに気が付いた。今作には正直言って不満な点ばかりだが、私のこのゲームへの印象はかなり良い。 カメラが遠すぎてキャラクターやオブジェクトが…
※この記事には『Immortality』のネタバレが含まれます。 この記事では前回の記事では展開しきれなかった『Immortality』と『降霊』という二つの作品の超常的なものに対するまなざしについて書いていく。 youge.hatenadiary.jp
※この記事にはネタバレが含まれます 『Immortality』から受けた衝撃を引きずったままメルカリで以前から気になっていたDVDを購入した。黒沢清の『降霊』だ。なんでも「見える人」からの評判が良いらしく、映画に映る幽霊は本物に近いらしい。 届いたDVDを再…
『還願 (Devotion)』は台湾のゲームメーカーであるRed Candle Gamesが手掛ける一人称ホラーゲーム。様々な問題を抱える80年代台湾の家庭を父親の視点で体験することになる。(この記事にはネタバレが含まれます)
私は皆さんがこの記事に辿り着いたようにSteamで大型セールが始まる度にオススメの作品を漁ります。オススメまとめ画像ツイートを読み漁り、まとめブログを読み漁り、あまつさえフレンドが購入したゲームをアクティビティで監視します。最後の方法は割と有効…
先日『The HEX』をプレイして『Inscryption』への違和感が言語化されたのでここに残す。『The HEX』は『Inscryption』と同じDaniel Mullins Gamesが開発した作品で、『Inscryption』の前作にあたる。 ※この記事には『Inscryption』のネタバレ、『The HEX』の…
うおー!スクランブル交差点だー!知らねえーーー! 『Ghostwire Tokyo』は現代の東京を舞台にした一人称除霊アクションだ。住民は謎の霧に呑まれて文字通り霧散しており、主人公ひとりが霊と対峙しながら東京を練り歩く奇妙なシチュエーションを体験するこ…
『OMORI』と言う作品をどう表現しよう。一番有名なのは死やうつ病をテーマとした作品というものだ。またSteamのストアページのタグから取ったのか、2Dサイコホラーとして紹介されることも多い。またコラボしていることも手伝って『Undertale』や『DDLC』に似…
あけおめです。この度2012年から移行などを経ながら続けていたこのブログ「若年PCゲーマーのきまぐれ」の名前を、「Game Mediation」に変更します。ここでは変更の理由と、新しいブログ名の由来を語って行こうと思います。
何もしない時間というものが年々減ってきているように思える。だがそれは強いられたタスクが山のように積み重なっているから、というわけではなく、自らスマホを用いて必ずしも重要でない情報の収集に奔走しているからだ。動画、画像、文字、あらゆる媒体を…
3か月ぶりの更新です。大学院は無事退院したもののいろいろ忙しく、これといった進捗は生み出せていません。ところでBlenderを使う目的というのは多岐にわたり、ただBlender内でモデリングをするのか、UnityやUE4にもって行くのか、またキャラクターであれワ…
Unreal Engine 4(UE4)やUnityといったゲームエンジン、あるいはその他の外部ソフトにBlenderで作ったモデルを持っていく場合、つまずく箇所がいくつかありました。 具体的には「blender to UE」という公式アドオンで、Blenderで作ったモデルをUE4に持って行…
今回は7月と8月の進捗を一つの記事でまとめます。この二か月間はUE4から完全に離れて、Blenderの練習ばかりやっていました。以下練習の過程で作ったものを列挙していきます。 映画『Shining』よりダニーの三輪車
だいぶ遅くなりました。なんとこれは6月分の進捗報告です。6月は個人的にはUE5のオープンベータが熱く、LumenやNanaiteといった技術が分かりやすく凄く、軽く触って遊んでいました。
当初の目的であったMV作りも終了し、案の定やる気がなくなってきています。ゲームを作る気はないと言っていましたがウォーキングシミュレーターを作りたいという意欲が出てきたり。 画像はTwiterのフォロワーの方に超安く譲っていただけた2060 Superとお古の…
「NieR:Automata」 この作品には謎の多いストーリーや個性豊かなキャラクター、そして思わず立ち止まってしまうような終末世界の風景など魅力的な要素に溢れている。しかし、ゲームをプレイする中で最も強く私の印象に残ったものは哲学者の名前を冠した機械…
自分がUE4を始めたきっかけであった友人のMVづくりが完了しました。技術的に学ぶべき点が多く残った上に、ほぼ初めての動画編集だったのでそのあたりの技術についても未熟さが多く残りました。 自分が作った動画はともかく友人が作り続けている音楽は素晴ら…