Game Mediation

PCゲーム、3DCG、哲学など

Bioshockをプレイ3 思うところ

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PC版としては初クリアの今作、クリア時間はリトルシスターをすべて救済し、すべてのエリアをくまなく調べ

金庫を全てこじ開けオーディをログを全て見つけ出し…と様々な収集要素をこなしたことで

15時間強とかなり長くなりました。吹き替えに慣れていたので字幕で雰囲気が損なわれないか(普通逆ですが)

心配でしたがそんなことはありませんでした。が吹き替え版出してくれませんかね… ※ネタバレ注意

画像のとおり今回もLittle Sisterを救済する“いわゆる”Good Endプレイに落ち着きました。

この機会にとBad EndingをYoutubeにて拝見したのですが妙な違和感が生まれました。

その違和感というのは「この分岐意味あるのか?」という根本的な疑問から生まれました。

Good Endingでは助けられたリトルシスター達と家族になり普通の生涯を過ごす

Bad Endingではラプチャーの支配者となり世界を相手取る、とかなり違ったものになるのですが

この作品を通して触れた様々な体験に全く干渉されていないのです。そう言った意味ではこの作品の

エンディングは本編に比べてかなり薄っぺらいものと感じられました。

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実際に調べてみるとストーリーライターのKen Levineは“BioShock's Ending Failed”とエンディングの

失敗を認めていますがこの分岐は上からの指示であり彼自身は導入するつもりはなかったそうです。

前述しましたが1週目では全く気にしなかったオーディオログなどのゲームの背景を知るための要素を

今回は1つ残らず回収し理解しましたがクリア後どうしても分からなかったのが“アンドリューライアンの

最後のWould you kindly”でした。血が繋がっている子供への情?映画よろしくの“目を覚ませ?”と

ライアンが主人公に加勢をしているのではないかという方向で考えましたが解説ページの

“人(殺せと命令するライアン)は選び、奴隷(言葉に操られる主人公)は従う”という意見に

なるほどと思わされました。ライアンは主人公のためなどではなく、ほかならぬ自分の勝利のために

人(勝者)として命令を下したのでした。

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ぐうの音も出ないほどの考察だっただけに自分でもう少し考えてから見ればよかったと少し後悔。

ただでさえ結論に落ち着かないのに背景を知らないとなるとここまでの考察には行き着くのは難しいですね。

しかしかなりダイレクトなヒントもあったのですね…

ゲームプレイについてはやはり高難易度を楽しむものではないな、と感じました。終盤はお金や弾薬が

有り余るのに加えて通常の攻撃ではカスリ傷程度にしかダメージが与えられない敵が出現したりと

必然的にゴリ押しになるのが気になった、Bioshock 2に繋がるADAM集め要素もかなりもどかしく全体的に

終盤のゲームプレイは雑で楽しくなかった、Big Daddy以外でピンチになることがないのも緊張感を削がれる。

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正直これ以上週を重ねるのはキツイと思いましたが今度はオーディオログに残された惨劇をリアルタイムで

見られたり滅亡の一途をたどったRaptureを遊覧したいという願望が出てきました。

Raptureとガッツリ絡むBioshock Infiniteの最終DLCに期待ですね。コーエン愛してる

ではまた~