Game Mediation

PCゲーム、3DCG、哲学など

Ballpoint Universe Infiniteをプレイ インクの世界

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作中の背景やキャラクター、エフェクトなど細部に至る全てのアートワークがボールペンで描かれたこの作品。

Steamのストアページで見ると横スクロールアクションなのかSTGなのか分かりかねますが

ゲームプレイの大部分をSTGが占めています。横スクロール部分は場面転換や

この世界の仕組みを解き明かすというストーリーの進行に用いられています。

真ん中に表示されているおチビちゃんが物語の主人公でありSTG部分のパイロット。

言葉を持たない主人公は自分と同じインクでできたキャラクターたちを通じて自分が何をもって

生まれたのかを探し求める旅に出る…と勝手に脳内補完しております。

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作品の根幹となるSTG部分はマウスの動きがそのまま自機に出るというかなりカジュアルな仕様。

武器の種類が多様で敵に近づくと自動で攻撃する近接武器、マウスボタンを押し続けて発射する銃、

敵の攻撃を防ぐ盾の3種類から自由に2つ選んで装備することができます。近接&近接の脳筋装備も可能

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主要武器の他にいわゆる必殺技を発動する武器と何かしらの効果を発揮するサポート武器を

装備することができます。各装備にはレベルが存在し敵を倒すとドロップするインクを消費して

強化することができます。同じ銃というジャンルに1つおいてもマシンガン、ショットガン、火炎放射器…など

個性的な武器が用意されています。ゲームを進めていくとパートナーが追加されますがそれは

プレイしてからのお楽しみということで(自分は4時間ほどプレイした時点で獲得)

肝心のSTG部分のできですが自由な移動と柔らかく数の多い敵が相まってかなり爽快感のある

ものへと仕上がっています。敵はWave形式で登場し約10WaveごとにBossが現れます。

このBossの一部がこの作品のテンポを圧倒的に悪くしています。行動パターンが2つほどしか

用意されておらず攻撃に当たる方が難しい。なぜここで手を抜いてしまったのか理解に苦しみます。

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何はともあれこのボス戦を除いたゲームプレイは非常に良質なものとなっております。

なぜ全く話題にならないのか不思議なほどの良作です。毎日のようにリリースされる新作ラッシュに

埋もれたのでしょうか。そんな作品を発掘するのも楽しみになると思いますが弊害も大きいようです。

Green Lightはある程度の実績をもって通過するようなシステムになればいいなあと

ではまた~