Game Mediation

PCゲーム、3DCG、哲学など

SS11 クリック、騙し絵、メイジ

クリックゲーの王座は僕に “Clicker Heroes

2015-07-12_00001.jpg一時期アホほど流行ったクッキークリッカーの焼き直しがSteamに到来したというので遊んでみました。なんだかんだでワールド6週目ですがゲームとしてはクッキークリッカーの数倍は優れている。それは上で挙げたゲーム内のステータスを見ていただければ分かる。総クリック数66330である。

クッキークリッカーにおいてクリックに熱中した記憶は序盤にしかないが今作Clicker Heroesはあの手この手でプレイヤーにクリックさせる仕組みを用意している。2つの作品の単調な作業に殆ど差異はないがこの手の作品は能動的に動ければ動けるほど楽しくなると感じた。しかしクッキー同様達成感の起伏が皆無であるのは惜しい。せっかくRPG風なのに。

ゲーム界の大戦犯 “Back to Bed”

2015-06-30_00008.jpg

Back to Bedは夢遊病のため夢の中をうろつく男をオブジェクトの移動などでベッドに誘導するパズルゲームである。まず目をひくのはダリの描くような垂れた時計やエッシャーのだまし絵のような不思議なステージだろう。この点は非常に素晴らしいとともに僕がこの作品をひどく嫌うようになった所以である。

というのもこの“絵画のようなステージ”という焦点が当てられていない割に素晴らしい効果を発揮する題材をこの作品は使った割には全く面白くないのだ。これが何を意味するかと言うと「もっとふさわしい使い手がいたのに台無しにした」ということだ。あくまで個人的な趣向からの意見の域を出ないが、この不条理な世界を用意しておきながら単純で退屈そしてリンゴというオブジェクトを配置してただ待つというタワーディフェンスを上回る受動的な作業は期待値が高かっただけに酷く落胆させられた。こんなことならゴールを設定してただ歩くだけのゲームの方が幾らか“まし”であった。

最強のメイジになろう “Lichdom Battlemage”

2015-06-30_00025.jpg

“No Mana or No Cool-Down”はSkyrimやその他RPG作品においてMPを渇望していた僕にはとても魅力的なキャッチフレーズであった。序盤の序盤であるがSkyrimの戦闘にカウンターやドッジなどのアクション要素を付加したようなゲームプレイが楽しめている。

エフェクトだけでなくUE3で描かれた風景が素晴らしい。がfovが変更できなかったり手の位置が視界を邪魔しているのがとても残念。ストーリーは淡白であるが序盤の夢の中で溶けるようなトレイラーは近年稀に見るセンスの良さ。

2015-06-30_00006.jpg 2015-06-30_00001.jpg


Lichdom Battlemageのみ、おススメです