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Crysis レビュー 歴史に残る名作

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今回は次世代グラフィックの先駆者となったCrysisをレビューしていきたいと思います。

概要

Crysisは、EAより発売されているFPS。当時はその細部にまで作りこまれたグラフィックと

必要なスペックの高さで話題となった。開発元はドイツのCrytek

主人公はNANOスーツを身にまとった陸軍特殊部隊。

古代遺跡を調査中の米国研究員を救出するということを主目的としている。

ゲームプレイ

ゲームプレイは普通のFPSと合わせて、NANOスーツの存在が今作の魅力を引き立てている。

NANOスーツにはスピード(移動能力)・ストレングス(筋力)

・アーマー(防御機能)・クローク(光学迷彩能力)の4つの機能を搭載している。

プレイヤーはこれを任意に切り替えてゲームを進めていくことになる。

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他にもナイトビジョンやサーチモードなどの機能も備えている

バランスについては正直クロークモードが強すぎる、画像の通りまさに無双状態だ

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クロークモードのせいで他のモードを使う機会が無いように思える、別の言い方をすると

他のモードは攻めるのには全く向いていない、特にアーマーモード

ミニガンをぶっ飛ばしながら進むのなら話は別だが)

「もっと個々のモードをブッ飛んだ性能にした方がいいなあ」とプレイ中ふと思った

またエイリアンは視覚的には素晴らしい役割を果たしていたが、プレイ的には

完全に蛇足だった(こんなこというとストーリーが破綻しちゃうけど)

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無駄に固いし妙に素早い、ある人を連れながら助けるミッションがあったが

あれも酷く退屈だった、2にも出しているのはしょうがないのか?

今作はステージ制のオープンワールド形式を使っている。

自由度は高く泳いでいくもよし、車で突っ込むもよし、ステルスで行くもよしとかなり懐が深い

作りこまれた世界をぶらつくことほど贅沢なものはない

グラフィックス

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これまでのスクリーンショットを見てくれればわかると思うが、5年前のゲームとは

思えないほどのクオリティだ、当時は最高設定では動かなかったという

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人物の顔は全てのゲームの中で最もリアルだと感じた、

また草の書き込み方など恐ろしい程のクオリティである、是非一度見ていただきたい

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最新作の中に入っても違和感のないグラフィック!(軍曹)

ストーリー

序盤は未知のものに対するパニック感やNANOスーツを持つ者の運命など

視覚的に分かりやすく表現できていた。正に元祖映画のようなゲーム なのだろう

(グラフィックだけでなく演出なども)

音楽

ハリウッド映画のような壮大な音楽が耳に残った

総評

Good thing

◆現在の作品をも超えるグラフィック

◆印象的なストーリー

◆場合によっては派手になるゲームプレイ

Bad thing

◆蛇足なエイリアン

◆バランスのとれていないモード

この作品はグラフィックだけでなくゲームプレイやストーリーまでもが

次世代的だった、まさにゲームとしての先駆者となったのだろう

いまプレイしても新鮮だと感じるのは素晴らしいが、エイリアンだけが残念に思える

点数は90/100点、ほぼ全てが高水準だ、ぜひ一度は遊んでもらいたい