なんともブログに似つかわしくない内容(あくまで趣向が違うという意味で)なので
早々に追記へと移らせていただきます。
人生初のライトノベルを読み終わり思うところがあったので書きます、記事のカテゴリ分けについては
今後の動向次第で変わると思いますが今はとりあえず“アニメ”で
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああWikipediaより引用垢抜けていて勝ち気な妹が隠し続けてきた「実は隠れオタク」という秘密を知ってしまったことから、不仲だった妹に振り回されることになった兄の奮闘を描くコメディー作品。若年層向け作品の表現範囲内ではあるものの、妹が愛好する「妹萌え」の男性向けアダルトゲームを物語の軸としながら、反りの合わない兄妹の関係性の変化を描いていくという構造のホームコメディになっている。物語の題材の一部には世間では受け入れられていない趣味(アダルトゲームなど)を愛好することで生じる家族や友人との対立や、数ある同様のコンテンツの中でもアニメやゲームばかりが槍玉に挙げられることについての皮肉とも受け取れる内容も扱われている。
作品の概要は大体こういった感じですが今回自分が読んだの作品はいわゆる1巻のみ
なのでシリーズ全体としての主張にはそぐわない感想となると思います。
まず“俺妹”が一般的な作品と仮定してのラノベというジャンル全体としての感想ですが
やはり図書館でお行儀よく並んでいる小説とは大きく異なった印象を受け一言で言ってしまうと
アニメ小説といった感じ、そういう白い目で見られそうな結論に至ったのは
多い台詞に極力簡略化された動作表現にあると考えます、それによってアニメを見ているように
キャラがいきいきと動いているのが目に浮かぶと言うのがアニメ小説と表現した所以。
簡単に理解できキャラクターの感情を考察する必要がない、と確かに聞いていた前評判通り
これを“読みやすい作品”と取るか“子供が読む作品”と取るかでだいぶ印象が変わると思います。
次に俺妹1巻についての感想ですが少なくともこの巻でのテーマは日本におけるサブカル文化への
世間の偏見の目とそれに悩む若年層と個人的にタイムリーというか共通する点が多いもので
結論から言うと自分が思っていた以上に楽しめました。(というかマイナスイメージが強すぎた)
気に入った点は登場人物1人1人に読者と共通する視点を含ませているということ。
高坂 桐乃には表向きの一般人としての自分、オタク趣味を持つ自分という二つの顔を持つ点
高坂 京介には一般人としての無知な点(読者が全てを把握しているわけではないので)
高坂 大介にはサブカルに対して偏見を持った点を、どのキャラクターの主張も簡単に
否定できるものではなくその煩わしさを楽しめたのは一般的であるはず。
もちろん売りでもある、いわゆる萌え要素も楽しめ思わずニヤついてしまうことも、
そういった類のニヤつき以外にもセリフ周りや短い言い回しにもユーモアを感じる。
アニメは2期までしか見ていませんが、終わりの展開にやたら文句を言っている人が多いなと思ったのを
覚えています、が1巻を読んでみて、なるほど。そういった批判が出てくるのも仕方が無いと考えられました。
確かに2期の芯となる部分はしっかりしているものの1巻からは予想できない(したくない)展開と
感じる人も多いのではないでしょうか、作者の主張が元からそれに集中していれば良いのですが
1巻からはそれがあまり感じられないのが難しいところ。
何はともあれ勝手に考えていた萌え萌え妄想作品ではなかったのは良かった、
いや別にそれでもいいのだけども
ではまた~