Game Mediation

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The Bureau XCOM Declassifiedをプレイ 66ではない

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当初XCOM EUに続く(発表は2010年でBureauが先)初のFPS作品として開発されていた今作、

紆余曲折あってジャンルをTPSへと切り替えられ今年8月にようやく発売されました。

X(未確認生物)に地球を襲われ壊滅状態になるという背景はEUと共通した世界観ですが今作の

ロケーションはアメリカ、時代はソ連との戦争真っ只中の1960年代。

圧倒的な軍事力に街は壊滅状態、人々には謎の疫病が蔓延、絶望的すぎて萎えそうになる。

主人公は優れた才能を集い地球を守るために結成された組織“XCOM”のメンバーである

悩み多きエージェント,カーター、今のところ普通の人間、やさぐれてる。

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1960年代がどういったものかは全く理解していませんがラジオから流れる音楽や車に始まり辺りに転がる

オブジェクトが何から何までレトロ調でとても良い雰囲気を醸し出している。

戦闘には自キャラを操作するTPS表示と仲間への指示や自分を含むメンバーの能力発動のためのストラテジー表示を

随時切り替えたものとなっている、自キャラの攻撃力は武器にもよるが、かなり強力ですがそれだけでは

戦況は変えられず仲間の能力に頼ることが必要となってくるバランス。

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面白いのが仲間への指示はコマンドが残る限り2手3手先まで指定できるということ。

具体的には画像のような大型の敵に1人はシールドを脆くする技をかけさせ自分は敵を浮かせ

無力化させる能力を、そして最後の一人に確実にヘッドショットが成功するスキルを…と指示。

すると普通の状態では弾薬を撃ちきっても倒せない敵がほんの10秒で倒せてしまう。

これはある程度能力を獲得するまで育てたエージェントが必要なので序盤は本当にキツイ。

純粋なストラテジー作品であるEnemy Unknownとは異なり組織を運営するといった要素は今のところ

全く姿を現さない、代わりに組織内の人物との会話やそれらから発生するサブミッションがある。

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一部の人物との会話ではエイリアンの武器を得るためには近接格闘で倒さなければ消滅してしまうだとか

人間が使うには改良が必要だといった説明があったが普通に拾って使えたりして完全に無視されている。

後ろを歩いていたはずのエージェントが突然現れて劇中の擬態型のエイリアンかと疑われるバグがあったり

ストーリーが単純すぎて全く感情移入できなかったり緊張感を煽るはずのエージェントのロストシステムも

一瞬でロードできて機能してなかったりムービーが異様に汚かったりと不満点は多いがメタルスコア66は

さすがに理解できない、序盤の理不尽さにかまけて低い点数をつけたのではないかと疑ってしまう。

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あと報酬という報酬が無いサブミッションのために広い基地内を歩き回るのはウンザリ、

それと時代錯誤なエイリアンの武器を使わないと勝てないバランスも気に食わない。

そこは人間様のあくどい武器を使いたいところだった、やっぱり70くらいで

ではまた~