版権ゲーはクソというジンクスが見事に当てはまったFPSの方ではなくアドベンチャーの方のWalking Dead
ドラマのように5つのエピソードで区切られており今回はその1つをクリアしてきました。
普通に進めて2時間ほどかかり正に映画…というよりドラマを見ている感覚でした。
ストーリー重視というかこのゲームの9割を占めるので一応ネタバレ注意
日常の終わりと題されたEpisode 1は主人公リーが殺人の罪で捕まり輸送されている場面から始まる。
犯罪を犯した割には落ち着いているリーをよそに自分の考えをダラダラ述べる警察官、そんな不注意運転が
たたって人間を轢きちょっとした崖から転がり落ちてしまう。
リーが目を覚ますとそこには変わり果てた警官の姿が、手錠の鍵を漁るところで死んだはずの警官が
襲ってくるというなんとも予想通りな展開に、時折導入されるアクションパートは失敗するような
複雑なものではないので臨場感を出すのに一役買っている程度の演出。
助けを求めて入った民家でゾンビに襲われるも少女に助けられ、なんやかんやで行動を共にすることに。
電話の録音メッセージにて彼女の両親の生存は絶望的だと知る。
主人公の目的までの道のりで様々な人たちと関係を持つことになる、一人一人にいわゆる好感度が存在し
プレイヤーの選択次第で関係や展開が変わってくる、好感度に影響する選択には時間制限が設けられており
直感的な答えを出さざるを得ないシステムになっている、すぐには影響せず後に現れることも多い。
この作品の醍醐味と言える二者択一の生死判断、これはある程度交友を深めたころに発生するイベントで
二人のキャラクターが同時に生命の危機を迎えどちらかを助けるというもの、少々突飛な感じはありますが
選択後の影響が大きくキャラクター達の反応がとても興味深い、
すべてのゾンビをステルスで倒そうという場面では周りの環境やオブジェクトを利用した脱出ゲーム的な
パズル要素を持ったゲームプレイとなる、画像は枕をサイレンサー代わりに使用するというクリエイティブな作戦
個人的にゾンビものはこうではなくてはといった要素が各所に詰め込まれていて大満足でした。
例えば近しい仲の人間がゾンビ化しどうしても殺す必要があったり感染の恐怖のあまり狂気に陥り自殺etc…
などなど。さすがゾンビモノの金字塔であるWalking Deadです、FPSでこれを表現するのはかなり困難に
思えるのでストーリーはこちらで楽しめばいい、Survival Instinctなんて無かった
ではまた~