セール時にトレードで購入した今作、Batmanには及ばなかったものの版権ゲーとしてはなかなかのクオリティでしたのでご紹介。全12チャプター中7までクリア。プレイ時間は5時間強
導入
冒頭の怒涛の展開からのカジュアルながらもド派手なボス戦は本当に素晴らしい。ある程度の操作も把握でき屋内での格闘戦、屋外での爽快な移動など流れるように見せ付けられる。個人的にはQTEはもっと積極的に使っていってほしいと思います、まあResident Evil 6のような“プレイヤーの操作では到底実現し得ない動きを作る”というQTE本来の役目を見失ったものは御免ですが。
ストーリーとしては映画“The Amazing Spider-Man”の直後が描かれるということですが当方映画を視聴していないのでつながりなどは全く把握できませんでした。しかし物語の軸となる諸悪の根源は映画とは別なようなので特に違和感もなく進められています。
戦闘と移動について
“カジュアルさを徹底的に突き詰めた”といった印象の今作。戦闘はBatamanのフリーフローシステムを採用し基本的には打撃攻撃と、カウンター、クモの糸による遠距離攻撃を組み合わせて戦う。気絶状態の敵には一撃必殺技を出せたり周りに転がるガスボンベや自動販売機を投げつけたりできるが一辺倒で単調なゲームプレイになることがほとんど。いつ見つかっても殆ど支障がないステルス要素も存在します。時間を止めて目標を狙えるいわゆる集中モードのおかげで先例がないほどテンポの良い展開が味わえます。
敵視点だと2人の人間が天井に吊るされたことを認識した
1秒後には顔面に強烈なキックが炸裂し気づいたら糸だらけです。
続いて移動システムについてですがPrototypeの移動をさらにカジュアルにし尚且つ制御が効くようにしたといった感じ。スパイダーマンの特徴である糸を使っての局所的な移動は慣れはほとんど必要なく限りなく爽快に尽きます。
サブミッションなど
今作のサブミッションは数だけ多くて肝心の中身はスカスカで同じ内容のものばかりという何ともやる気の出ないものでありますがスキルのアップグレードにつながるEXPに関係しているのであまり素通りしすぎると後々きつくなっていきそうでなかなか避けられません。
収集要素である街中に散らばったコミック集めは一定数集めると実際に読めるという優れもの。これが原因で日本で発売できなくなったとかいう噂があります。はい。
1日30分ぐらいのプレイが丁度いい単調さが欠点ですが大型のボス戦はまさに必見。
ではまた~