Game Mediation

PCゲーム、3DCG、哲学など

The Witcher 3 Wild Hunt オープンワールドかくあるべし

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おそらく全コンテンツの5分の1も消費できていないと思います。が現時点での感想です。

ひたすらに美しい舞台 移動の楽しみ

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正直この美しい舞台を写したSSを貼りまくって今記事を終わりにしたいくらいに素晴らしい。正に“これだけで買い”という感想。中世時代を模しているために建物による風景の形成には至っていないし、その方向性も見られない(実際SSには木ばかりが写っている)

しかしGTA Vのように移動が苦になることはない。それはこの溢れんばかりの自然が人間達やモンスターによって彩られているのだから。適当に移動していても人間達の生活が伺える自然の加工や移動する商人、襲ってくるモンスターや盗賊(襲われる民)と退屈にさせられることはない。更に馬での移動はある程度自動で進んでくれる(獣道に沿ってくれる)ので景色を楽しむ余裕も十分にある。このシステムは想像以上に革新的である。ぜひ試してもらいたい。

オープンワールドものには必須に近い存在であるファストトラベルはかなり短い間隔で用意されておりストレスの少ない移動を実現している。しかしよほど遠くなければ馬を使用しての移動でも良いと思えてしまう舞台づくりには頭が上がらない。

圧倒的な存在感

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アクションRPGというジャンルが現れて久しいが今作の戦闘はアクション要素がかなり強い上に余ダメージはアイテムやレベルに大きく左右されるという、どちらの要素も多分に含んでいる。

そして今シリーズを初めて遊んだプレイヤーはその難易度の高さに少し驚くだろう。沼地に現れる雑魚でさえ複数を相手にすれば死の可能性が常に付きまとう。この危機感と言うのはプレイヤーに敵に対する存在感を意識させるのに大きく寄与している。そんな強大な敵達を冷静に一つずつ切り伏せていく緊張感と達成感はひとしおである。

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“達成感”や“ジワジワくる面白さ”という点で見ればこれ以上の作品を自分は知らない。移動に関してはオープンワールドにおける移動の楽しみを昇華した素晴らしいものを作り上げた、と言っても過言ではない。