Game Mediation

PCゲーム、3DCG、哲学など

SS14 2Dガール、指骨、Darkness 2

前回からずいぶん間が空いてしまったがゲームをしていなかったわけではない。というわけでいつものように小粒なゲーム紹介。

2Dを通して見る3D世界の観察者 Lumino City

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Lumino Cityはいわゆるポイント&クリックの作品。常に平面な2Dガール、ルミノちゃんを操って行方不明となったおじいちゃんを探す旅に出る。特異なのがルミノちゃんと対照的に3Dな、そしてやけにリアルな舞台である。

実はこれ、紙やミニライトなどで作ったハンドメイドの街を撮影してゲームの舞台として使用しているのだ。「現実をそのままゲームに落とし込んだ作品と言うのだから理屈上、最高のグラフィックを持つ作品なのではないか?」という誰もが出しうる発想を実現してしまった、ある意味実験的な作品と言えるだろう。

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基本的に道中に用意されているパズルを解くことで歩を進める。このパズルも含めてこのゲームは常に写実的に表現され非常に美しい。また通常、グラフィックで表現されて当たり前なファンタジックな世界観をリアルテイストを織り交ぜて構成した今作には一見の価値がある。オープニングにあるワクワク感は記憶に残るほどには素晴らしい。

Fingerbones

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黄金色に照らされる部屋でその視点はのそのそと動きオブジェクトに干渉する。この家で、この世界で起こったことを少しずつ知っていく過程、そしてオチに恐怖する無料のホラーゲーム。ホラーゲームというのは底が知れてしまえば一気に興ざめしてしまうものでありますから、これくらい短いものがよいです。

Darkness 2

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正直自分はこの作品が大好きだ。Steamではじめて実績を全てとった作品であるし、今でも続編を待っている。悲しいことに噂すらも存在しないので時々ライブラリから引っ張り出してプレイしている。しかしその度にこの作品の魅力を実感することができる。

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強烈なゴア表現と爆発的な暴力性、これがこの作品のゲームプレイの根底となっているのだから面白くないわけが無い。さらに今回気がついたのがHUDを消すことができるオプション項目だった。クロスヘアまでもが無くなるのはプレイしにくいこと、この上ないが素晴らしいゴア表現を妨げるものはもはや何も無くなった。