「正しい戦争なんかあるものか」 「お前が見つけるんだよ」
新たな戦車ベスをともに操った戦友は言った。
塹壕を踏みつぶし、野砲を吹き飛ばし、逃げ惑う歩兵の頭を明らかに過ぎた火力で吹き飛ばしながら戦車を進める主人公は最後に直接自分の手を血で汚すことで初めてその自覚を持つ。
戦後、同じ手で握ったハンドルの意味に彼の求めた正義は認められうるのか。
っていう感想が持てるくらいには主人公に感情移入できるドラマ的なつくりのキャンペーンは本当に素晴らしい。あまりにリアリティを突き詰めた作品ってのはゲームとして、つまらなくなるリスクがあるし、かと言ってあまりに現実離れしているとゲームということを自覚させるに至ってしまう。
その点Battlefield 1のキャンペーンはちょうどいい。おすすめ。