さっそくではありますが
我が人生の娯楽の大半を占めるゲームの話をさせていただきます。
今回、記事の題材としたのは人気シリーズ最新作への期待が高まる“アサシンクリード”に始まり最近では新規IP“Watch Dogs”が市場最高のローンチ記録を更新した今最も波に乗っているといっても過言ではないUbisoftについてです。
私自身UBIの作品を遊んで彼らの確かな実力とこれから発揮されるであろうポテンシャルをこれでもか
と感じています。反面“この流れは不味いのでは”と感じる点も少数ながらも感じ取られました。
今回はそんなつまらぬ私のつまらぬ違和感を上げていこうかという次第にございます。
どうぞお気を楽に拝見くださいませ。
1.似通ったシステム
この4枚の画像は全て2年以内にUBIよりリリースされた作品群になります。このように並べてみると彼らの
奇妙で確かな共通点が浮き彫りにされます。そう、ステルス要素の一部である“敵のマーク”が全ての作品に
実装され更に、どの作品もマークした敵はオブジェクト越しからでも視認できる性質を有しているのです。
“敵のタイプが表示される” “マーク数に限りがある”など細かい部分での差別化を図っているようですが
これだけ似通ったシステムをこの短期間で、しかも同じ開発の作品で体験するというのはやはり“異常”
というほかありません。この“似通り”現象は必然的に似通ったゲームプレイを生み出し結果的には
ゲームの多様性をことごとく潰してしまうことにも繋がりかりません。
よってこのシステムについての自分の意見は“貴重な弾薬としてここぞという時に使うべし”でございます
2.UBI売れすぎ問題
まずは単純な売上データとメタスコア、ユーザースコアを見ていただきましょう。
・Splinter Cell Black List 200万本(2014/9/30) メタスコ 82~84 ユーザー 7.2~7.4
・Far Cry 3 900万本(2014/5/15) メタスコ 88~91 ユーザー 8.2~8.5
・Assassin's Creed 4 Black Flag 1000万本(2014/2/10) メタスコ 83~86 ユーザー 7.6~8.0
・Watch Dogs 800万本(2014/6/30) メタスコ 77~80 ユーザー 4.6~6.3
これはマズイ…非常にまずい傾向にあります。売上や一部を除いたスコアをだけを見ればゲーマーとしては喜ばずにはいられない結果ですがUBIにはActivisionや2Kなどの大手開発とは決定的に異なった危険な可能性を孕んだ要素が常に付随しています。
ズバリそれは“Originの悪夢”を想起させる“uPlayの独立”にあります。簡単に言うとUBIが“ウチのゲームはSteamで売らずにウチが個人で売りますんで”とSteamから撤退してしまうことです。
uPlayはみなさんご存知のとおりSteamとの二重DRMとなっている仕様など新作が出るたびにその使いづらさや意義のなさを批判される嫌われ者です。そんなuPlayが独り立ちしてしまったら…と考えるだけで身震いしてしまいそうです。※一部では“UBIのゲームは割ったほうが遊びやすい”なんていう揶揄(?)もあったりするそうです
3.今後への期待
とはいえAssassin's Creed 4で実装された海戦やWatch Dogsでの多くの新たな試みに心が惹かれなかった、というと嘘になります。ましてさらに雄大な自然を舞台とした“Far Cry 4” 万を時して祖国であるフランス革命期のパリを描く“Assassin's Creed Unity” 広大な景観を疾走し即席のメンバーでレースやツーリングを行う次世代レースゲーム“The Crew”
これだけのゲームに期待するなという方が難しいかもしれませんが決して信仰してはいけません。信仰は即ちゲーマーとしての思考停止状態を意味します。ダメゼッタイ