下手すれば10分で終わってしまうのではないか、というゲームプレイにも関わらず昨今よく上がるワードである“映画的なゲーム”を体現した作品。
デベロッパー:Blendo Games |リンク:www.blendogames.com
Graham:
我々はよくリニアゲーム(一本道のゲーム)を見下すがGravity Boneは私たちが求めているものは、もっと興味深い世界と困難して切り抜ける物語であるということをはっきりさせた。その役割をこのゲームではプレイヤーがやるべきことを記したメモを通して行われる。その四角頭のスパイやボサノバスタイルの音楽、超短いボカされたフラッシュバックなどによって構成されたこのカラフルな世界は今まで試みられてきたどの作品よりも興味深い。
Tom:
クエイクエンジン2の使用は移動の速さに影響しましたね、エリア移動のローディングを取り除いたのは無駄な意識の散開を防ぎGavity Boneをスピード感のある素晴らしくエキサイティングなものにしている。映画的な手法やリズムの使用は“映画的な”ゲームには汚い言葉を必要としないことを証明した。
一瞬だからこその魅力
この作品はフリーゲームであるために長く作れなかったという事情はあるにせよ引き際を見事に見極めている。元記事にあったフラッシュバックについては短いがいくらでも想像が膨らませることができる示唆を多分に含んでいると共にしっかりとエンディングは描いている点が素晴らしい。本当に短い作品なのでぜひサクッと遊んで貰いたい。
