Game Mediation

PCゲーム、3DCG、哲学など

METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN ゲームにおけるリアリズムの極地

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7時間もプレイして達成率が5パーセントなのでゲームプレイの中核にはまだ触れられていないと思う。というわけで今作導入部の感想を書きます。

ビジュアルにおけるリアリズムの追求

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プレイヤーが最初に操作するのは病室に横たわったキャラクターの視点のみ。意識が戻ったばかりということで焦点が定まらず瞬きさえも重く感じるこの場面、完全に実写である。ゲームにおける一つの極地を見た気がする。というのもビジュアルにおけるリアリズムというのは、いくらグラフィックが現実に近づこうがカメラワークが現実のスピードを超えてしまっては実現できない。

対して今作の導入部は病人の首の可動域のみの視点移動となっている、もちろんスピードも同様。E3の映像が普段プレイしているゲームと比べて異常なほど美麗に見えるのもカメラワークが影響していると考える(HUDを一切表示しないというのもかなり大きいが)。

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ついでに、こんなにキレイな荒野もはじめて見ました。