Game Mediation

PCゲーム、3DCG、哲学など

SS13 MDK、独裁パニッシュ、息カエル

MDK

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最初に紹介する作品は1997年発売のTPS「MDK」 忍者のような容姿の主人公がロックマンのような武器でエイリアンに突っ込む。さすがに古いだけあって操作性が異次元である。初代Wolfensteinのように移動の速度が完全にマウスの動きに依存しておりマウスを前方に「ズオー」と動かすと主人公も風に吹かれたように「ズオー」と移動する。

アイテム使用にEnterキーを使うことを除けばマウスのみで操作は完結している。Wolfensteinのときも感じたがこれが上手くハマッていれば現代のFPSはこれが主流になっていたかもしれない(少なくとも楽なシングルFPSの遊び方などに)。


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また今作には現代のFPSならば当たり前に備わっている機能“Zooming”をいびつな形で採用している。半端ない倍率でスナイパーライフルのように遠距離の敵を狙うのはまだ許容できる。だがその弾丸一つ一つにカメラ機能を取り付けると言う発想には脱帽だ。プレイヤーは弾道を余りにも直接的に把握することができ次の射撃をより精密なものにすることができる。


正直そんなに楽しい作品ではない。敵は固い上に攻撃に対するモーションは皆無であるし無限沸き前提の場面が多すぎてうんざりする。だがその世界観は昨今の作品には出せない気持ち悪い特異な感じのものを持っている。主人公のパラシュートとかキモすぎる。

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Judge Dredd Dredd vs. Death

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「Judge Dredd 」は2005年発売のFPS。自由に犯罪を罰する権限を独占した主人公達“Judges”が人口4億人のMega-Cityを舞台に多種多様な犯罪や事件を解決していく。序盤こそJudgesへのデモを起こす市民をぶち殺すという独裁的な面を見せるのだが以降、突如出現したヴァンパイアを撃退したり銀行強盗を退治したりと普通に街の治安を守っている。ちなみに降伏を示した犯罪者にはその場で刑罰を決めることができ合計懲役年数がスコアに反映される。


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Judgesのみに与えられた小銃は見た目こそショボくれているが数種類の弾薬を瞬時に変更することができ使い分けが楽しい。相手を火達磨にする火炎弾や、兆弾を必ず起こす弾、グレネードランチャーにもなる。古い作品としては遊びやすい部類であり3時間でクリアできると言うこともあってオススメ。

They Breath

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「この作品意外性あるよ」その一言だけでこの手の作品は死ぬ。特にこの作品に関しては完全なる死である。自分もネタバレを隠した感想を読んでプレイに至ったのだが、やはり何も知らずにプレイした方々ほどの感動も驚きも得ることができなかった。かといって、こんなクソゲー臭あふれる無名インディーズ作品が本来持つ感動を100%伝える術は考え付かない(情報0の時点で能動的に遊ぶ以外)。だからあえて、これからこの作品に挑む方に言っておきたい。「この作品クソつまらなかったし意外性も皆無だよ」