Game Mediation

PCゲーム、3DCG、哲学など

誇大広告はどこまで許されるのか

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タイトルで察しがついた方も多いと思います。そう主にAliens: Colonial Marinesについてのこと。

実際に配信したDemo(体験版)のクオリティと製品版のクオリティに大きな落差があった。

もちろん悪い方向、つまり製品版がDemoよりも明らかに劣っていたのだ。

これに対して米カリフォルニアにて集団訴訟まで起きたという。

どの程度の落差なのか確認していただきたい。

主な改悪点は

・グラフィックの劣化

・エフェクトの劣化

・演出の劣化

更にその集団訴訟に関してのSegaと開発のGearboxは「メリットがない」とユーザーを下目に見る

なんとも負け犬じみた愚かなコメントを残しています。

要約してしまうと「訴訟なんかしたら金取られるし、勝ったとしても私達にはメリットがないよ」ということ。

これは大いに罰せられ今後の教訓にしてもらいたいものだ。

さてではなぜAliens(以下略)に対してBioshock Infiniteは訴えられないのかということについて。

プレイされた方は大方お気づきでしょうが変更点を述べると

・エリザベスの顔(発売前に公表済み)

・本編には無い演出(場面)

(レールを積極的に使用する敵)(エリザベスとの共闘)

今だから言えることだがこういう類の映像はプレイ映像というよりPVとして見たほうが良さそうだ。

ではなぜBioshock Infiniteは訴えられずAliens(以下略)は訴えられたのだろう。

先ほどの映像にて行われたことを楽しみにして待っていたユーザーもいたことだろう。

かくいう自分もその内の1人だ。コンパニオンがユーザーにとって有利になる状況を作り出す

というのには驚きそして期待した。違う形で実現はされたが結局それはユーザーによるもので

自分が考えていたものはあくまでもAI自身が考え行うユーザーにとって受動的なものだった。

確かにその部分には失望した。しかし訴えようとは思わない。

それは日本人的思考が邪魔しているのでもなく、また呆れているのではない。

結果的に大いに楽しみ満足したからである。このような個人的な感想と見解だけで結論付けるのは

少々気が引けるが要するに“ユーザーが満足したのならば誇大広告もアリ”なのだ。

今回の一件は誇大広告をしたということよりもクソゲーだったより始まったものだと思われる.