タイトルには特に深い意味はありません。最高難易度Veteranにてクリア時間約12時間、撮ったSSは287枚
ソ連視点で語られるストーリーのテーマはズバリ“復讐”、頼れるが残忍な仲間と常に行動を共にする。
このソ連パートでは正義とは…という綺麗事を主張しているのではなく
単純に行き過ぎた復讐を描いているだけで訴えかけるようなものはありませんでしたが考えさせられました。
またアメリカ軍視点で語られたパートの後半では日本最悪の本土戦、沖縄戦を描いています。
SSのシーンはアメリカの空母を守るため神風特攻隊を撃ち落としているシーン。ちょうど“永遠のゼロ”を
読んでいるのでこれまた複雑な気分になりました。ちなみに沖縄戦については首里城を攻め入るだけで
市民達の集団自決などは描かれません。まあ…無しでも日本発禁ですが。
しかし何の知識も無しにこの作品をプレイすると確実に反日思想が芽生えると思ってしまいます。
この作品で印象づけられて日本兵は“卑怯で姑息な戦法を使い自分の命をなんとも思わない独裁者信者”
としか受け取れません。これは児ポなんかよりも重大な問題だと思うんですけどねえ…
SSは降伏させようと無力化しようとするが“捕虜より死を選べ”の教えを実行し
抵抗するシーン。これにより仲間がひとり殺され怒り狂うシーン。うーん…
この作品のコンセプトは“シリーズで最もダークな作品”であり先程挙げていった要素で
十分表現できているのですが自分が最もダークだ、と感じた要素は(制作側の)意図的な誤射にあります。
他のCoDシリーズでは味方に弾が当たることはないのですが(多分)この作品では間近で撃たない限り
味方にも敵と同じように(さすがに敵ほどもろくないが)弾が当たるのに加えて人体欠損表現である。
敵と思って撃った人間が味方で顔や手足を吹っ飛ばしてしまうことが度々あります。
これは戦力的にも痛いのですがプレイヤーのメンタルにもなかなかのダメージがあります。
マップやBGMがCoDシリーズで飛び抜けて優れておりいちいち感心させられる。
またグラフィックも古い作品にも関わらずあまり違和感も感じず遊べた。
CoDを毛嫌いする人も今からでいいのでとりあえずやって欲しい、そう思える作品でした。
ではまた~