初代をガクブルでクリアした後に少し触ってみるもゲームプレイに違和感を覚えすぐにやめてしまった
F.E.A.R.の続編。Project Originと名付けられているだけあって今回もアルマの真相に迫ります。
(余談ですが先日観た映画“Carrie”の暴走シーンはアルマちゃんを思い出さずにはいられませんでした)
ベケットは夢を見ている、何かの手術を受けている夢。「ちょっとチクッと…」医者はそう言いながら
太い注射器を勢いよく振り下ろす。気づけば医者の顔はゾンビのように変容し…
突然の視界の異常、気がつけばどことも知れぬ場所に立ちブランコに座った少女が目の前にいる。
彼女は静かに囁く「隠れることはできないわ…」いつの間にか謎の装置にて目を覚ますとこれまた
謎の武装集団に囲まれている。装置のおかげで危害を加えられることはなかったがこの場所を爆破
するといったことを残して去っていく。ベケットはこの集団と戦うことになるのだろう。
…といった感じで今回のF.E.A.R.は主人公が原因不明のトリップに襲われることによる
場面転換が多く何となくストーリーへの理解が難しい印象を受けます。
さらに今回のアルマちゃんはかなり大人びた印象を受け、あられもない姿をプレイヤーに
堂々と見せつけてきます。2つの意味でドキドキしてしまいますが前作のプレイヤーがハッキリ
認識できるかできないかの絶妙な間をとった演出が好きだっただけに少し残念です。
まあアルマちゃんも異性を意識するようになる年頃だからしょうがないね。
時にはベケットはアルマちゃんが引き起こしたと思われる超常現象によって助けられることがある。
彼女は既に概念となり果て感情を失った化物なのかそれとも…?
肝心のゲームプレイですが前作を楽しめた自分にとっては大きな不満が残りました。
それというのもこのF.E.A.R.シリーズ、今作Project OriginをもってCS機での発売が開始され
それによる明らかな弊害がゲームプレイ中に出てしまいました。例えばリーンの廃止などは
プレイの幅を狭めました。それに加え難易度はかなりぬるいものになっており今まで一度も
回復アイテムを使う必要がないほどに変わってしまいました。
それ故に緊張感は“いつ怪奇現象が起こるか”なんていうかなり限定されたものに。
簡単にまとめてしまうと“前作と比べてカジュアルなゲームプレイに仕上げたものの動きはモッサリしている”
といったモノに仕上がっています。敵が異様に硬いので集まったところにグレネードを投げて
スローモ中に爆破するというお決まりの攻撃しか有効な攻撃方法が見い出せない。
ゲームプレイは明らかに劣化してしまいましたがゲームプレイからシームレスに移行する演出などは
確かにすごいな、と思いました。日本語化Modもあるので機会があれば是非
ではまた~