Game Mediation

PCゲーム、3DCG、哲学など

Far Cry 4 自由度の実感 理想郷の実現

Far-Cry-4.jpg

前回の記事で散々言ってますが楽しく遊んでいます。

歯応えという特効薬

2015-07-29_00009.jpg

今作の難易度が前作と比較して上がっているのは明らかだ。オープンワールドに解き放たれている4つの勢力(人間2、動物2)のアクティブさは素晴らしくフィールドを歩いているだけで多くの抗争を目にすることができる。プレイヤーが介入することでその激しさを実感できる。(上:参考画像)

やはり歯応えがあるゲームプレイというのは楽しい。今作についてはプレイヤーは非常に強力な武器を簡単に手に入れることができるので地道な行動の過程にあるDark Soulsのような緊張感はないが、その代わりにストレス皆無の快適なゲームプレイが保障される。

やたらに“自由度”をアピールするゲームがあるが、いくら選択肢が多かろうが、NPCを殺せようが、ワールドが広かろうが“それ”を実感できることは本当に少ない。

2015-07-30_00005_201508020016209d5.jpg 2015-07-30_00007_20150802001621ff4.jpg

しかし今作はそれらの作品とは一味違う。空中で木にぶつかったり、車の乗り出し運転で轢かれたり、思いもよらない動物に倒されたりする“不慮の死”は“自由度の実感”に必須であろう多様性と、まるで現実のようなランダム性をしっかり備えている。

最高のアクセントは“キメる”こと

2015-07-30_00023.jpg

今作の主人公は巻物を見つけただけでシンクロ状態になりトリップしてしまう、すごいやつだ。しかしもっと凄いのがその間プレイヤーが目の当たりにする素晴らしい景観だ。前作に続きジャングルばかりだったフィールドは立ち消え幻想的な世界が顔を出す。最初にこの光景を見たとき嘘みたいに綺麗だと思った。これぞゲームだけが持つ特異性であると二回目の確信をした。

2015-07-30_00025.jpg 2015-07-30_00029.jpg

2015-07-30_00032.jpg 2015-07-30_00040.jpg

※一回目はCrysis 3 (記事)


快適な自由と素晴らしい景観を備えた、まさにシャンゲリラ(理想郷)を作り上げた作品